プログラミングの教育コーチング

プログラミング教育においては、『誰が教えるのか』という先生の問題があります。実際、学校の先生でプログラミングに精通している先生は数えるほどしかいないのではないでしょうか?
この問題の解決には、発送の転換が必要です。

先生が子どもに教えるという考え方は、そろそろやめたほうがいい

もうすでに、デジタルネイティブの子どもたちのほうが、ゲームやアニメなどには詳しいと思います。iPadの使い方を、子どもが大人に教えているご家庭もあるでしょう。(我が家では、三歳児が祖父母に教えています。)

プログラミングもそうなります。そもそも先生は現場でプログラム開発をしているわけではありませんし、これまで生きてきた経験の中でプログラミングに関わったという先生は少ないでしょう。

中学生に人気のゲームに、マインクラフトがあります。既に何回か紹介していますが、このゲームにはプログラミングの要素がふんだんに含まれています。もう小学生で、このマインクラフトにハマって夢中で遊んでいる子もいます。インターネットには、プログラミング性を備えたゲームがたくさんあります。

もはやスタート時点において、先生よりも子どものほうがプログラミングに慣れ親しんでいる時代になると思っておいたほうが良いでしょう。そうすると、先生が子どもに教えるというのは成立しなくなります。これからは、子ども主導で授業を作っていくという考え方に変えるべきだと思います。

プログラミングはデジタルなDIY

日本では、プログラミングというと、ひとりで部屋にこもってパソコン画面でカタカタとやっているイメージがあるかもしれません。しかし、プログラミングをする子どもはオタクではありません。アメリカではプログラマーはクールな職業とされています。

将来はどのような職種であってもコンピューターが無くては成り立たなくなることが予想されます。農家や漁師など農林水産業も、コンピューターを使って仕事をしているでしょう。

生活においても、DIYを楽しんでいる方は多いと思います。
家具や収納グッズを作ったり、庭に置くちょっとしたものを自作したり、雑貨やインテリアを手作りしてみたり。DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、自分自身で何かを作ったり、使いやすく直したりすることです。Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略で、「自身でやろう」の意味です。

プログラミングというのは、いわばデジタルのDIYです。
コンピューターをもっと便利にするために、ちょっと自分で改良してみたり、新しい働きを作ってみたり。デジタル時代のDIYです。もちろんそのスキルは仕事にも役立ちます。役立つどころか仕事を得るために身を助けてくれるものになりえます。さらには、自分で始める商売やビジネスにもなりえるのです。

「教える」よりも「導く」

プログラミングの良い所は、年齢に関係なく、子どもの自由な発想やアイデアを形にしていけるところです。興味をもった子どもには、勉強という形を取る必要はなく、好きなように取り組ませるのが良いでしょう。

自転車の乗り方を子どもに教えてあげるときをイメージしてみてください。最初のうちだけ支えてあげて、後はちょっと背中を押してあげるだけで、自分で走れるようになります。でも、その最初のふんばりが難しい。ここにだけ手を差し伸べてあげるのがプログラミング教育の理想だと思います。

子どもたちはすぐに、自転車で自由に走り回ります。時には転倒することもあるでしょう。山を登り、川を超えて、初めて自転車でたどり着いた海に感動することでしょう。

プログラミングで「何が作れるのか?」アイデア次第で無限です。子どもが自分で進められるようになったら、上から教えたりするような野暮な事はせず、見守りながら伴走するような導き方が良いと思います。

先生が教えるのではなく、コーチやメンターが子どもと『ともに歩む』というのが理想的だと思います。

実はこれはプログラミングだけではなく、他の分野でも『教育コーチング』が注目されています。時代の流れが速い昨今においては、先生が教えるという方法では追い付かなくなってきています。知識も情報もめまぐるしく変化し、5年前の答えはもう古くなって正解ではなくなっているかもしれません。

このような変化に対応するためには、早い段階で「子どもが自分で学んでいける」ような教育に力を入れ、その後は子どもが学習を続けていけるように導く役目を担うべきです。

海外のコーチング事例の紹介記事を引用します。

幼児教育の専門家でコーチング指導者のタニア・サクマ氏は、子供を天才にしたいのではなく、より良い人生を生きるための潜在能力を引き出すことが目的だと話す。また、トレーニングの成果を出すためには保護者が目的意識をきちんと持って参加することも重要だと話している。

プログラミング教育の本当の意義

これまでずっと、「プログラミング教育をする」ということについて書いてきました。しかし、本来これは、『プログラミング』ありきの話ではないんです。実は『教育』がベースとなる話です。この話の本当の始まりは、「子どもにより良い学習をさせるには、どうしたらいいのだろうか?」がスタートです。

  • 子どもに一番良い学習とは?
     ↓
  • 子どもは「ものを作る」ことで、表現力や創造力を育み、自ら考え学ぶようになる
     ↓
  • ブロックや粘土は素晴らしいけれど、作れるものに限界がある
     ↓
  • デジタルなプログラミングならば、基本どんなものでも作れる!
     ↓
  • 子どもに一番良い学習をするために、プログラミング遊びを取り入れよう!!

というわけなのです。

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